文与門堂のひとりごと

2018年10月15日

秋を感じる

昨日は、月一回のお茶のお稽古日。
秋晴れの気持ちの良い日でした。

いつものように、気を引き締めて先生とご挨拶。
そのあと、いつものようにお茶室をみると・・・
挿してあったお茶花がなんとも、心にほっとした空気を投げてくれました。
緊張していた糸が、少し緩んだ気がしました。

お茶花は、その日の一期一会なので、二度と同じお花には出会えません。
自然のものなので、いつ咲くかわからないからです。
昨日はめずらしく、藤の実が挿してありました。

生け花とちがっていると思うことは、お茶花の大事な要素は、もちろんお花の一期一会ですが、
花器とお客様の一期一会も重なって、大事な役割があります。
そのしつらえで、亭主とお客様の心が一つになれるかどうか。
難しく考えるときりがありませんが、相手を大事にするということです。
もちろん、お稽古の日ですが、それも先生が選んで挿してくださったお花です。

昨日は、新しい掛軸とお花が、素敵な秋の空間を醸しだして,
とても穏やかな気分となりました。

秋の空気が部屋の中に充満していて、
なんとも贅沢な時間でした。


                     

写真ではわかりにくくて、ごめんなさい。(ー_ー)!!

秋満ちて 実りの波の露の玉

文与門堂

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